旅行初日。
今回の旅行は羽田発のフライトが8時発、集合時間が7時20分と早かったので、初日の朝は5時起き。(嫁さんは朝4時半起き)


何だかんだで前日もいつもどおり床に入ったので、睡眠時間は3時間強・・・
しかしながら、旅行への期待感か、前日に飲んだウコンの成果か(笑)、目覚めはバッチリ!
目覚ましが鳴る前に起床し、朝焼けの写真を撮ったりする余裕もありました。

羽田空港に到着し、チェックインを済ませ、羽田発新千歳空港行きJAL509便に搭乗。ここまでは全てが順調。
ところが、定刻の8時になっても一向に飛行機が動き出す気配がなく、おかしいな〜、と思っていると、

「お客様より、お預かりした荷物の中に電源の入ったままの携帯電話を入れてしまったという申し出があり、現在荷物を探しております。申し訳ありませんがもうしばらくお待ち下さい」

というアナウンスがありました。

JAL509便は定員が450人を超えるボーイング777−300だったので、その時点で「それだけの人数が乗っている飛行機の中の、たった一つの荷物を探し出すのは相当な時間がかかるんだろうな・・・」と思ったのですが、やっぱりかかりましたねA(^_^;)
結局飛行機が動き出したのは予定されていた時刻の1時間後、9時になってからでした。

以前ニュースで修学旅行の学生が、「手荷物の中に花火が入っているんだけど大丈夫か」と申告して離陸が遅れ、さらに「預けた荷物の中にも花火がある」と申告したことでさらに大幅に遅れた、ということを聞いた事があったのですが、まさか自分もそれと同じような目に合うことになろうとは思いませんでした。
申告しなければそのまま離陸、ということになっていたのでしょうが、申告されたら対処しないわけにはいかないんでしょうね、きっと。
 申告した乗客自身が荷物を確認し、電源を切ったということだったので、作業が終わって乗機してきた時にはけっこう他の乗客からの視線が痛かったでしょうね〜、私は後ろの方の席だったので見ることはありませんでしたが。

ただ、出発が1時間遅れたにもかかわらず、到着は定刻の37分遅れの10時7分でした。
飛行中、機長からのアナウンスで「予定の高度を変更し、よりスピードの出る高度で飛行中です」とありましたが、そんなに違ってくるものなんですねぇ・・・おそらくそれだけの理由ではないのでしょうが。


初めて降り立った北海道の地は・・・暑かった!
気温は33℃で、湿度はさほど高くは感じないものの、直射日光の日差しの強さは東京以上に感じますA(^_^;)

 新千歳空港到着後、バスで旭川にある「旭山動物園」へ移動。
 なんと、新千歳空港から旭川までは距離が160km、時間にして3時間半くらいかかります。さすがに北海道はデカイ・・・


時速100km/hで走行中にもかかわらず、意図せずに看板を写す事ができた奇跡の一枚(笑)

旭山動物園は、さまざまなアイデアで動物の行動や生活を見せる「行動展示」が評判を呼び、平成18年度の入場者数が300万人を超え、上野動物園についで日本で2番の集客を誇る、今では最も有名な動物園といえます。

 旭山動物園の団体客用出入り口は東門にあり、ここは動物園の中で最も高い位置にあります。
 この暑い中、行きは下りだからいいようなものの、日陰の全くない中を登って帰らなくてはならないと思うと、ちょっと気が重いですね・・・


旭山動物園東門

東門から見た旭山動物園の全景
決して大きくはない

東門から下って最初にあるのは、くもざる・かぴばら館
世界最大のネズミであるカピバラと、尻尾をうまく使って高いところを移動するクモザルが混合展示されています。


カピバラは暑さにやられたのか、完全にグッタリモードです。

クモザルは尻尾をうまく使い、盛んに動き回っていました。

続いて、チンパンジーの森
ここでも暑さのせいか、グッタリモードのチンパンジーが身を寄せ合い、暑さに耐えているようでした。


暑いのに身を寄せ合うチンパンジー。
手前の1匹は「なんでこんなに暑いんだろう・・・」って考え込んでいるようにも見える(笑)

いよいよ旭山動物園の最大の売りの一つである、最も楽しみにしていたペンギン館へ。
まずは屋外展示のところに行くと、「この子達は、絶対にお客の目を意識しているに違いない!」と思わせる、これ以上近いところはないという位置でいろいろなポーズをとっています。


ジェンツーペンギン
ほんの50cm位の近さで愛嬌を振りまいていました

フンボルトペンギン

そして、ペンギン館の屋内展示へと向かったのですが・・・
ちょうど餌やりのもぐもぐタイムの直前だったということもあり、そこに見えるは長蛇の列。しかも、並んだあともちっとも進みません。
私たちは別にその時間に合わせてきたわけではないんだけどなぁ・・・(^_^;)

でもまぁ、直射日光で耐え難い暑さの中、なんとか室内に入ることができ、評判の高い水中トンネルをぬけると・・・ちょうどぴったりのタイミングで「もぐもぐタイム」がスタート!
狙ったわけでもないのに、一番いいタイミングで見ることができちゃいました!


飼育員による「もぐもぐタイム」

噂の水中トンネル

飼育員が餌やりをしているところ
ペンギンたちが激しく「飛び回る」!

水中トンネルから見ると、
ペンギンはまさに「飛んでいる」ように見えます

次に、これもまた売りの一つである「アザラシ館」へ。
ペンギン館ほど混んでおらず、少しだけ並んだだけで入ることができました。
入ってすぐに、円柱状になっていてアザラシが上下に通ることができる「マリンウェイ」があります。
「そんなに都合よくこんなところを通ったりするものなのかな・・・」なんて思っていたのですが、余計な心配でした。
アザラシは、おそらくここを通ることをみんなに期待されていると認識していると思いますね。
それほど頻繁に、お客の反応を楽しむように下から上へ、上から下へと泳ぎ続けていました。
アザラシが通るたび周りを囲んだ観客から「おぉ〜っ!!」と歓声が上がり、気を良くしたのか通る頻度がアップ!
同時に上下から2頭のアザラシがすれ違ったりと、充分に楽しませてもらいました。

次に、アザラシ館の隣にある「ほっきょくぐま館」へ。
こちらはペンギン館に迫る勢いで行列ができており、しかも日差しが強烈に照り付けていたので一旦近くの売店に退避!
エアコンの空気が直接当たるところでしばらく涼みながら「どうする、あの行列並ぶ?」と相談をし、ひとまずは「もうじゅう館」に行こうかという話になったのですが・・・売店から出てみるとさっきより行列がかなり短くなっており、「今ならそう並ばずに見れそう!」ということで直行。
私たちが並んだあと、あれよあれよという間に行列が長くなり、さっきまでよりも長い行列が出来あがってしまいました・・・ホント、タイミングが良かった!

中に入ってすぐにガラス越しに水槽を泳ぐホッキョクグマを見られるような作りになっており、ホッキョクグマから見るとガラス越しに見える人間が獲物のように見えるために、豪快なダイブを見られる、という売りだったのですが・・・
下の写真右の1頭は壁や岩を足で蹴飛ばしながら泳ぎまくり、潜った体勢から時折ガラスの前で豪快なジャンプ!という動きを延々繰り返し、魅せる気満々!
もう1頭は暑さにやられたのか、岩の隙間にアゴを乗せて完全にグッタリモード。

・・・ひょっとして・・・交代制?
さっきまではグッタリくんのほうが観客を楽しませる役目を負っていたのかもしれませんね(笑)

そして、次は「もうじゅう館
ここは特に室内展示があるわけではなく、自然に人も流れるため行列は無し。

まず最初に目に入ってきたのがアムールトラ。
・・・ガラス越しすぐそこのところで、白目をむいて昼寝してました(実際には白目は見えないけど)A(^_^;)


こう見ると、ただのデカイ猫みたいです

暑さでグッタリ・・・目、開いてますA(^_^;)

続いて、ライオン。
メスライオンと、子ライオンは日陰でグッタリお昼寝。
ただ、日陰だったところが寝ているうちに日が当たってしまったらしく、ノソッと上体を起こして眩しそうにしていました(笑)
オスライオンは別のところを威厳を保ちながら歩いていたのですが、立ち止まったかと思うとまるで猫のように伸びをはじめ、座り込んで手を舐めながら毛づくろいを始めました。
・・・こうなると百獣の王の威厳はまるで無し(^_^;)
ただのデカイ猫のようで、カワイク感じてしまいましたね(笑)


上体が日なたに出てしまったことに気がついたらしく、
ボーっとしながら眩しそうにしてました

百獣の王、ライオンの伸び!
手を舐める姿など、これまたどう見てもデカイ猫!
カワイイですけどね〜

ちょうどライオンを見終わったころ、もうそろそろツアーの集合時間が近づいてきました。
ということで、それ以降は早足でバスに戻りながらの見物となってしまいました。
もうちょっと時間があれば・・・とも思いましたが、暑さがハンパでなかったのでこれくらいでちょうど良かったかもしれません。
それにしても、バスへの帰り道は上り坂がきつく、体中からさらに汗が噴きだしました・・・A(-_-;)


空中にせり出したオリでくつろぐアムールヒョウ

レッサーパンダ
餌を食べるのに夢中で、少しも顔をあげてくれませんでした

タンチョウヅル
思っていたよりもかなり大きく、美しかったです

ホロホロチョウ
動きがコミカルでかわいかったですね

オランウータン
もはや、どこが頭かもわかりません(笑)

アビシニアコロブス
「もういいよ、オレなんかほっといてくれよ」と、背中が言ってます

旭山動物園を後にし、続いて向かった先は「展望花畑。四季彩の丘」。
「四季彩の丘」は旭川の少し南、美しい丘が連なる「美瑛」というところにあります。
ラベンダーが咲き誇る7月頃のツアーであれば「ファーム富田」というところに行くことになっていたようですが、残念ながらもうラベンダーの時期は終わってしまっているので・・・


トラクターバス
揺れはかなり激しいけど、それが楽しかったりもする

到着してすぐ、花畑の中を一周してくれるというトラクターバスに乗り、一気にお花畑の中心へ!

当然ながらすでに刈り取られた跡があったり、まだ時期が来ていない花などもありましたが、サルビアやケイトウがまさに満開!
広大な敷地に、なんだか距離の尺度がマヒしてしまいそうなほどに続くお花畑でした。

トラクターバスでの周回が終わって売店のところに戻ると、そこにはガイドさんもオススメのコロッケが売っていました。
やっぱりここはジャガイモの本場北海道、外すわけにはイカンでしょう、ということで、「きたあかり」と、「男爵」の2種類のコロッケを食べてみました。
・・・これが、ウマイ!
表面はサクサクとして、中はホクホク、フワフワとしていて、ホントに、今まで食べた中で最高に美味しいコロッケでした!

ソフトクリームも同時に買ったのですが、コロッケを食べているうちに暑さのせいで溶けだしてしまい、慌てて食べる羽目にA(^_^;)
美味しかったんですが、もうちょっと味わって食べられれば良かったですね、残念。
コロッケ食べ終わってから買えばよかったとちょっと後悔しました。


四季彩の丘を出て、今度は美瑛の丘をバスで周遊。
美瑛の丘は広大な畑の中に、ポツリと木が立っていたり、防風林があったりという風景が延々続きます。
中にはテレビのコマーシャルや、タバコのパッケージとして使われた木があり、それぞれ「ケンとメリーの木」や「セブンスターの木」、「マイルドセブンの木」などと名づけられているものもあります。


ケンとメリーの木
かつて日産スカイラインのCMに使われた(らしい)

親子の木
大きな2本の木の間に小さな木が立っている

マイルドセブンの丘
マイルドセブンのパッケージに使われた防風林

美瑛の丘を後にし、この日の観光スケジュールは一応終了。
バスはここから宿泊地の札幌へ・・・しかし、それからがまた長い・・・移動距離は165km、時間にして4時間弱かかります。
札幌に到着した時には、すでに日が沈んで暗くなっていました。


休憩のために止まった、砂川パーキングから見た夕焼け

札幌に到着し、宿泊するノボテル札幌にチェックインしたあとは自由行動。
1日目の夕食はツアーに含まれていないので、地下鉄で札幌駅のほうに出て、札幌らーめん共和国に行くことにしました。

最寄の中島公園駅までいつものようにホテルの散策をしながら向かい、途中でアートホテルズ札幌に、日帰り客でも入ることのできるパークサイドスパという温泉施設があることを確認。
宿泊するノボテルには温泉施設が無く、部屋にあるシャワーだけでは納得のいかない嫁さんは、パークサイドスパが深夜1時までやっていることを確認すると大喜び!
食事から帰ったらここにくることを(私は別にシャワーでいいんだけど)勝手に決めてしまい、嬉々として中島公園駅へ。

中島公園からさっぽろ駅までは駅3つ、ほんの5分ちょっとで着きました。
さすがに今日1日はロクに食事もとらずにいたので空腹が限界になっていて、第一にJR札幌駅直結のショッピングモール、エスタの10階にある札幌らーめん共和国へ直行!

ここには北海道各地の名店が9つ出店していて、そのどれもが美味しそう!
目移りはするし、空腹は限界だしで迷いに迷ったうえ、「麺や 雅」に入り、私は「焼き醤油らーめん」、嫁さんは「こってり味噌らーめん」を注文しました。


左が「焼き醤油らーめん」、右が「こってり味噌らーめん」

美味しかった!本当に美味しかった!
しかしながら、帰ってきてから知ったのですが、このお店は「石狩らーめん」の店なんですよね・・・
札幌で食べたラーメンはこれが最初で最後だったので、「札幌まで行って、札幌らーめんを食べずに帰ってきてしまった」ということを帰ってきてから知ってしまい、何とも複雑な気持ちに・・・(-_-;)
時間がなかったから仕方がないとはいえ、ちょっと失敗した気がしましたね。


空腹を満たすことができたので、これまた札幌駅に直結しているJRタワーの展望台に行きました。
この展望台は地上38階、160メートルの高さで、建造物としては北海道で最も高い位置にあります。
近くにこれだけの高さの建物が一切無いので、展望の良さは素晴らしいです。


JRタワーから南を望む
左側にテレビ塔、右に観覧車が見える

JRタワーから西を望む

JRタワーから降り、次に向かった先は3大ガッカリとも言われる(笑)札幌時計台。
・・・そんなに酷評されるほどのものではないな〜、と思いましたけどね。
昼に見るのと夜に見るのでは見え方が違うのかもしれませんが・・・過剰でないライトアップがされていて、落ち着きと趣のある建物だなぁという印象でした。


札幌時計台
品性のあるたたずまいを見せていました

時計台から大通り公園まで行ったはいいものの、すでに10時は過ぎており、テレビ塔のライトアップも終わってしまっていて、公園で行われていたイベントもすでに終わり、暗闇になっていました。
しかしながら人出はそれなりにあり、暗い中でダンスを踊ったり、スケボーの練習をしたり、それらを眺める人たちで賑わっていましたね。


大通り公園から見たテレビ塔
すでにライトアップは終わり、暗くなっている

夜の大通り公園
奥の噴水近くにはまだかなり人出がある

大通り公園から歩いてススキノへ。
ススキノ自体には特に行きたいところは無かったのですが、「札幌といえばススキノ」と言われる北海道唯一の歓楽街だけに、雰囲気だけは見ておこうということで行ってみました。


ニッカウヰスキーの広告がある、
ススキノのシンボルと言えるすすきのビル

走っている車のほとんどがタクシーですね

ススキノからは、タクシーでホテルへ。
いろんなところに「タクシーは先頭車両に乗りましょう」という立て看板があるのですが、あまりにタクシーの行列が長すぎてどこが先頭なのか全くわかりません。
仕方がないので列が切れたところにあったタクシー乗ったのですが、タクシーの運転手さんが言うには「タクシーの需要と供給のバランスが崩れてしまっているんです。北海道にあるタクシーの、ほとんどがススキノに集中していますからね。東京は歓楽街が新宿とか、渋谷とか、銀座とかに分散していますが、北海道はススキノだけしかありませんから。先頭とかこだわらず、お客さんが乗りたいところから乗ればいいんですよ。」とのことでした。


ホテルに到着後、今度は先ほど見つけた「アートホテルズ札幌」の、「パークサイドスパ」へ。
嫁さんはお風呂に長く入るのが大好きなんですが、私といったら長くお湯に浸かっていることができない体質(性格?)なんです。シャワーで充分。
それだけに、体を洗ってちょこっと温泉に浸かるだけに2千円近く使うのは・・・とも思ったんですが、行き帰り暗い中を一人で歩いていかせるわけにもいかないので付いていくことにしました。

やはり私は30分ちょっとで上がってしまい、嫁さんが上がってくるのを待つこと45分(-_-;)
なんと嫁さん、女湯の中を写真で撮影してきました。
・・・なかなかできることではないなぁ・・・いくら人にレンズを向けないとは言っても。
ちょっと間違ったら盗撮と言われかねないし(-_-;)

スパからホテルに戻るころには、すでに時計は2時前を指していました。
明日も移動が多いため、集合時間は8時。
それまでに食事して、身支度して、チェックアウトして・・・と考えると、起きるのは6時半頃か?
う〜ん、睡眠時間は短かそうだ・・・(-_-)zzz


ホテルのロビー
嫁さんの喜びそうなインテリアが並んでいた

ベッドが窓に面しているので景色が良く見える
朝日が眩しい

ホテルにはインターネット接続サービスがある
ただ、つながるのに少々時間がかかった

泊まった部屋は18階で展望良好
思っていたよりも広めの部屋でした

2日目へつづく


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