旅行一日目。
 さすがに海外旅行に慣れてきたせいか、いつもより近場への旅のせいか、比較的落ち着いた気分で初日を迎えました。
 搭乗した飛行機は日航と合併直前のJAS。
 そのせいかわからないけど、、搭乗口から搭乗機まではバスでかなり長く移動し、少し小さめの飛行機に乗っていざ、香港へ・・・

 1998年に開港した香港国際空港に無事着陸し、旅行会社のバスで1時間くらい揺られて九龍半島へ入り、宿泊するインターコンチネンタル香港へ。

 さて、チェックイン。
 ここで恒例の交渉が始まりました。
 日本で、旅行社から申し込むとなると2人3泊で9万6千円プラスといわれたオーシャンビューの部屋に泊まれないか、ホテルのフロントで嫁さんが交渉を始めたのです。
 するとあっさり、1部屋3泊で1万8千円で泊まれることになりました・・・(むこうは一部屋いくらという計算らしい)
 本当に、日本ですべて予約してから行くことがいかに損なのかを思い知らされましたね。
 現地に行ってしまえば、サービス業という業種からしてある程度ゲストの要求にこたえなければならないこともあるし何とかなってしまうものなんですね。

 そして宿泊する部屋から望む風景が次の写真。

 眼前に香港島を望む、絶好のロケーション。
 ここから眺める香港の夜景を考えると、交渉によるお得感も手伝って高まる一方ですね〜。

 そして、ホテルに到着するとともに、今後の予定について現地のガイドさんを引き込んで検討することになりました。

 現地で渡されたオプショナルツアーの一覧を見ると、やはり日本で申し込むオプショナルツアーよりもはるかに安く設定されていたので、せっかくだから香港でしか楽しめない所に行こうということになり、1日目(つまりこの日)に鯉魚門(レイユームン)に行くことにしました。
 ここは新鮮な魚介類を自分で選んでお店で調理してもらって食べるという形式が主流の漁港兼市場兼レストラン街、ということなのですが、旅行者にたいしてはけっこうボッタクリが多く、まず正当な金額では食べることができないということだったので、オプショナルであれば申し込む人数も多いので2人で行くよりも品数を多く食べられるだろうということで申し込むことにしたのです。

インターコンチネンタル香港敷地内から香港島を望む

 そしていざ、鯉魚門へ。
 ここはまさに漁港、塩の香りが印象的です。
 そして、ものすごい数の水槽を並べた多くの店を、さらに多くの呼び込みを無視しながら通過し、オプショナルツアーで押さえてある「海景海鮮酒家(ホイキンシーフードレストラン)」という店へ。
 席に座ると、市場から運んできたこれから調理する食材を見せてくれます。

 ここでのメニューはふかひれスープ、トコブシのニンニク風味ソテー、鯉の蒸したもの、伊勢海老(のような)のチーズ炒め、シャコの炒め物、チンゲンサイの温菜、チャーハンなどなど。(すべては覚えていません)
 どれもこれもおいしかったですね・・・かなり満足しました。

これらの水槽から自分が食べたい食材を選び、
その店が契約しているレストランに持ち込みます。
これらの食材を調理しますよ、と最初に見せてくれます。

 店に入ったころにはちょうど夕焼けのきれいな時間帯だったのですが、食事を済ませて店を出たころにはすでに日は暮れていました。
 ツアー一行はあらかじめ定められた女人街へ。

 ここは洋服やら、時計やら、CDやらがとにかく安く売られています。
 でも、どれもどう考えてもニセモノばかり。さすがに買う気はせず、なんとなく眺めながら集合時間まで時間をつぶしました。
 ここはものすごくにぎやかで、人も多いのでスリがいそうな雰囲気がありありです。
 幸い被害にはあわずにすみましたけどね。

 ここに限らず、香港名物といえば道路に張り出した看板。
 おぉ、たしかにこれはすごいと思える看板がいたるところに張り出していました。
 そんな中を二階建てのバスが平気で通っているんだから・・・これまたビックリです。

道に大きく張り出した看板。色がとにかく派手!

 ここではとりあえず、香港ではどこでもあるフルーツデザートチェーン店、許留山(ホイラウサン)で、マンゴージュースを飲みました。
 これは、日本のマクドナルドでいうMサイズくらいのカップで、ストローが日本の直径4倍くらい太いストローがさしてあります。
 マンゴーを絞ったジュースに、かなり大きな果肉が入っているから太いストロー出ないと通らないからなんですけどね。

 この店に限らず、露天で食べ物を売る店がすごく多いです。
 さすがに腹をこわしそうなので手を伸ばすことはできませんでしたけど、どれもおいしそうに見えるんですよね〜。
 今考えてみると、少しくらい食べてみれば良かったかな〜とも思ったりします。

フルーツドリンクのチェーン店、許留山。
香港ではいたるところに見ることができます。
香港の屋台。
ぱっと見どんな料理なのかはわかりませんね。(笑)

 しばらく散策したあと、ツアーバスに乗ってホテルへ戻りました。

 そこからは僕ら夫婦の趣味でもあるホテルめぐりに徒歩で出発。
 日本軍が香港を占領したときに総督府を置いたという歴史を持つ高級ホテル、「ザ・ペニンシュラ(半島酒店)」へ。
 ここは、古いながらもものすごく雰囲気のあるホテルでした。
 ティータイムには観光客で賑わう「ザ・ロビー」も、夜遅い時間には人も少なく、別に何も注文しなくてもろうそくでムーディーに演出された席に座らせてくれました。
 サービスの質の高さを感じさせてくれましたね〜。

ザ・ペニンシュラ前の噴水

 そのあとコンビニで晩酌用のビールを買って、ホテルに帰りました。
 さすがにかなり遅い時間になってしまったので、さっさとシャワーを浴びて、ビールを飲んで寝ちゃいました。
 結局夜景が綺麗なはずの部屋に泊まりながら、ビルの明かりがついている時間には部屋にいなかったなぁ〜


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